難病のため手足を動かせず、声を発することができない利用者様。
普段は文字盤を使って一字一字確認しながらコミュニケーションをとっています。一文伝えるために数分かかることも・・・。でも諦めずに伝えて下さろうとする気持ちに感謝をしながら看護をしています。
でももっともっとその方の気持ちを知りたい、会話がしたい、小さなことでも伝えてほしい!そんな気持ちからSNSを活用しています。
画面の縦のバーが右から左へ移動していきます。打ちたい文字の列で合図。横のバーが上から下へ移動していきます。打ちたい文字の行で合図。そうやって一文字一文字入力して下さった文字達。「傷が良くなったのでガーゼなしにしています」「体重〇kgでした」そんな些細な一言でも私にとっては宝物の言葉たちです。
今はテクノロジーの発達のお陰で色々なコミュニケーションツールが開発されています。色々な方法を試しながら、もっともっと「言いたいことが言える」「お互いの気持ちがわかる」関係を作っていきたいと思っています。